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「万水川水車小屋周辺の景観を語る会」 [安曇野・穂高]

この1週間ちょっとの間の出来事報告、第二弾です。(笑)

昨年末頃より継続していた「万水川水車小屋周辺の景観を語る会」。
それが6月13日に実施された会合をもってひとまず閉会となり、
先週の火曜日、安曇野建設事務所(=長野県)に対して提言書を提出いたしました。

同会の内容についてご存じない方は、当ブログの過去記事(10月12月
およびこちら(↓)のサイトをご参考にどうぞ。
http://www.pref.nagano.jp/xdoboku/azumino/yorozuigawa/katarukai/index.htm
(安曇野建設事務所内にある、本会に関する告知ページです。)
会合の回数、数えること11回。さっくり言って2~3週間に1回の集まりでしたか。
途中仕事の都合などで幾度か欠席しましたが、概ね頑張って出席出来たかなと思っております。

で、会合を終えた結果……
県が計画していた当初案に比べ、より踏み込んだかたちで景観や環境に
配慮がなされた内容を最終的に提言書としてまとめ上げる事が出来ました。
ただ、検討すべき課題が単純に水車小屋周辺地域の見栄えだけの景観問題に留まらず、
工事の細かな技術的検討や希少生物問題、三角島(水車小屋の対岸一帯)や
高瀬川・犀川などの一級河川がぶつかる三川合流地点の問題など広範囲にわたったため、
県が当初予定していた「2005年度末まで3回程度」の集まり程度で収拾できようはずもなく、
最終的に年度末を大幅に超え、11回なんて言う延長戦に突入したわけです。

で、提言書の内容ですが、大きく分類すると、、、
1.現川(万水川および蓼川の一部)について
2.バイパス河川について
3.三川合流、三角島地域について
4.植栽・伐採について
5.維持管理について
6.その他
という具合に分けられ、それぞれの課題や修正案を提示しています。

世間的に一番気になる水車小屋や万水川及び蓼川周辺の景観についてですが、
大王ワサビ農場駐車場と水車小屋周辺に予定する築堤に関し、
堤防の形状を当初計画のような単純台形でなく、より自然な法面の風合いに近づけることや、
親水域を広げる為に河川と堤防の距離を広く確保するよう求めています。
その他護岸の必要な水際の法面についても、
単純な蛇篭工事だけでなく一部巨石を積上げるなどの工夫を行ない、
見栄えと護岸、それにカヌー愛好者など川下りを楽しむ人への安全配慮も兼ねられるよう
配慮を求めています。

それ以外のエリア(三角島やバイパス河川工事部分)なども
護岸に使用する石の色調を周辺に馴染むよう考慮することや、
スナヤツメなど希少生物を保護する為の作業内容についてなど、
かなり突っ込んだ住民からの提言が盛り込まれており、
公共工事の在り方に景観・環境という視点から一石を投じるという
なかなか充実した内容でまとめることが出来たのではないかと思っています。

ただ、そうした住民提言の中身を長野県がどこまで正しく咀嚼し、
それを実現させていけるかというのは非常に不透明な印象が残ってしまいます。
すでに同地域の治水事業の一部においては工事の始められているところもありますし、
メインとなる水車小屋周辺地域などはまだこれからの作業とはいえ、
提言内容の実現には前提条件(用地買収や予算確保)の付随する部分もあるので、
どこまで実現されていくかは今後注視し続けて行かねばなりません。
県としてはこれから早急に事業の練り直しを行うことになるわけですが、
提言書を受け取った安曇野建設事務所長も「提言に基づいて河川改修を進める」と
コメントしてくださいましたし、とにかくどう変わっていくかを見守りたいと思います。

また、とどのつまり公共工事は(大義として)住民の為に行うものである以上、
県などの自治体関係者などにお任せしておくだけで成り立つものではありません。
ましてや今回のような景観問題は今後の公共建築土木工事としては
絶対に欠かすことの出来ない重要事項となっていくのは明らかです。
施工方法の細かな点についての検討は専門家の知識が必要ですが、
景観を語るには地域住民をはじめとする一般市民のモチベーションの向上が
これまで以上に不可欠なものとなってくるでしょう。
今回初めてこうした公共工事のあり方を問う住民参加の会合に参加した私ですが、
自分の暮らす地域のあり方を考え、より良い“まちづくり”を実現していく為にも
今後も機会があればこうした集まりに参加し、自分なりの考えを表現して行ければと
思った次第です。

(厳冬の朝の水車小屋と蓼川)


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